ミラブルを使っていて、
「ホースとの間から水が漏れる」
「止めてもポタポタ落ちる」
「Oリングを交換すれば直る?」
「本体から漏れているように見える」
と困ることがあります。
先に結論をいうと、ミラブルの水漏れは「どこから漏れているか」で原因を切り分けるのが重要です。
先に確認|水漏れしている場所
ホースとの接続部
→ Oリング・パッキン・アダプターを確認
トルネードスティック周辺
→ Oリング・ねじ込み・劣化を確認
水流切り替え部
→ 切り替え直後だけなら内部の残水の場合あり
止水後に吐水口からポタポタ
→ しばらくして止まるなら仕様の場合あり
本体の亀裂・接続部以外
→ 自分で分解せずメーカーへ相談
水漏れしているからといって、すぐ本体故障とは限りません。
まず漏れている場所を確認してください。
ミラブルの水漏れ原因を場所別に確認
ミラブルで水漏れしやすい場所は、大きく分けると次の5か所です。
- シャワーホースとの接続部
- トルネードスティックとの接続部
- 水流切り替え部分
- 吐水面
- ミラブル本体
原因も直し方も違うので、順番に見ていきます。
原因1|ホースとの接続部から水漏れする
最も確認しやすいのが、ミラブル本体とシャワーホースの接続部分です。
ここから水がにじむ場合は、
- Oリングがずれている
- Oリングが傷んでいる
- パッキンが合っていない
- ねじ込みが斜めになっている
- ホースとの高さが合っていない
- アダプターが必要
などが考えられます。
メーカーもzero・艶・潤・爽などで、本体とホースの接続部から水漏れする場合は、まずOリングの交換を案内しています。
まずOリングを確認する
一度水を止めてシャワーヘッドを取り外し、本体下部のOリングを確認します。
見るポイントは、
- 切れていないか
- ねじれていないか
- 飛び出していないか
- つぶれていないか
- 紛失していないか
です。
Oリングは「ミラブルなら全部同じ」ではありません。
モデルごとに使用されるOリングが異なるため、サイズだけを見て適当な物へ交換しないでください。
ミラブルzeroのOリングはS20とP20
ミラブルzeroには、用途の異なるOリングが付属します。
メーカー公表では、
- S20:内径19.5±0.15mm・線径1.5±0.10mm
- P20:内径19.8mm・線径2.4mm
で、材質はいずれもEPDMです。
S20は予備として使用し、P20はストレーナーを使用するときなどに使います。
水漏れしたからといって、太いほうへ適当に交換するのではなく、メーカーの指定に合わせます。
ミラブルExはzeroと同じOリングではない
最新のミラブルExでは、セット内容としてOリング P-16が案内されています。
つまり、
「以前zeroでS20を使ったからExも同じだろう」
という考え方はしないほうが安全です。
艶についても公式セット内容ではJASO-1020が案内されているため、モデルごとに適合部品を確認してください。
交換部品を買うときは
「ミラブル用Oリング」だけで探す
↓
ではなく
↓
使用中のモデル名+メーカー指定部品
で確認します。
原因2|シャワーパッキンが合っていない
Oリングを確認しても水が漏れる場合、シャワーホース側との高さが合っていないことがあります。
ミラブルzeroなどにはシャワーパッキンが付属します。
メーカーは、ホースとの接続部から水漏れする場合などに使用するよう案内しています。
逆に、水漏れしていない場合は、もともとシャワーホースに付いているパッキンを使用して問題ありません。
つまり、
付属しているから必ず追加する部品ではない
ということです。
原因3|L字アダプターで改善する場合がある
zero・艶・潤・爽などでは、Oリングを交換しても接続部から漏れる場合に、メーカーがL字アダプターの使用を案内しています。
シャワーホースの形状によって、本体との接続位置が合いにくい場合があるためです。
接続部水漏れの確認順
① Oリングの状態を確認
↓
② 同梱Oリングへ交換
↓
③ パッキンを確認
↓
④ メーカー指定のL字アダプターを確認
↓
⑤ 直らなければメーカーへ相談
原因4|ねじ込みが斜めになっている
シャワーヘッドを交換した直後から水漏れする場合は、取り付けも確認します。
ねじ山が斜めに入ったまま締めると、
- パッキンが均等に当たらない
- Oリングがずれる
- ねじ山を傷める
- 水漏れする
可能性があります。
一度取り外し、斜めになっていないことを確認して手でまっすぐ取り付けます。
最初から工具で強く締め付けないでください。
締めすぎでもOリングを傷めることがある
「水漏れしているからもっと強く締めよう」
と考えがちですが、締めすぎにも注意が必要です。
旧ミラブルplusについてメーカーは、取り付け時に強く締めすぎると、使用中の水圧によってOリングへ負荷がかかり、切れる場合があると案内しています。
水漏れを止めようとして締め続けるより、Oリングやパッキンの状態を確認するほうが先です。
原因5|トルネードスティック周辺から水漏れする
トルネードスティックを使用している場合は、スティック前後の接続部分も確認します。
特に、
- カートリッジを交換した直後
- 掃除のため何度も着脱した
- ねじ込みが固かった
- 長期間同じスティックを使っている
場合です。
トルネードスティックにもパッキンが使用されています。
斜めにねじ込んだり、必要以上に強く締めたりしないでください。
トルネードスティックを何度も外す必要はない
掃除のたびにカートリッジを取り外す必要はありません。
メーカーも、頻繁な取り外しによってねじ部分を傷める可能性があるため、基本的には装着した状態で使用するよう案内しています。
水漏れ防止という意味でも、必要以上の着脱は避けたほうがいいです。
原因6|水流切り替え時だけ漏れるなら故障ではない場合がある
zeroや爽などでは、水流を切り替えた直後に別の場所から少し水が出て、
「水漏れした?」
と感じることがあります。
メーカーによると、水流切り替え時にシャワーヘッド内部へ残っていた水が排出される場合があります。
しばらくして止まるなら、基本的には仕様上の現象です。
↓
少量の水が出る
↓
しばらくすると止まる→ 故障ではない場合があります。
反対に、同じ場所から水が出続ける場合はメーカーへ相談してください。
原因7|止水後のポタポタは故障ではない場合がある
水栓を閉めたあと、吐水面からしばらく水滴が落ちる場合があります。
これもメーカーが案内している現象です。
シャワーヘッド内部に残っていた水が排出されるため、少しして止まるなら基本的には問題ありません。
ただし、
- いつまで待っても止まらない
- 流れるように水が出続ける
- 水栓を閉めても水量が変わらない
場合は、シャワーヘッドだけでなく水栓側の不具合も考えます。
一時止水ボタンから少し水が出るのは?
zero・Ex・艶などには手元の一時止水機能があります。
ここで注意したいのは、メーカーが完全止水として案内している機能ではないことです。
水量調整や一時止水に使う機構なので、完全に水を止めたい場合は水栓側で止めます。
「ボタンを止水位置にしたのに少し出る」だけで、すぐ故障と判断しないでください。
本体にヒビのような線がある=割れているとは限らない
ミラブルzeroや爽などの吐水面には、細い線が見えることがあります。
メーカーは、これは樹脂成型時にできるウエルドライン・成型線の場合があり、不良や亀裂ではないと案内しています。
つまり、見える線を全部「本体が割れた」と判断する必要はありません。
ただし、
- 落とした直後に線ができた
- 線の部分から水が漏れる
- 隙間が開いている
- 押すと動く
場合は別です。
落として本体に亀裂が入った場合は使用を続けない
私は以前、長く使っていたミラブルplusを落として本体にひびを入れてしまったことがあります。
このような落下による亀裂は、Oリングやパッキンを交換して直す問題ではありません。
本体へ明らかな破損がある場合は、自己補修して使用を続けるのではなく、メーカーへ点検・修理を相談するほうが安全です。
本体から直接水が漏れる場合
パッキンを足す
接着剤で埋める
テープで巻く
という応急処置で使い続けるのではなく、点検・修理を検討してください。
本体破損で修理より買い替えを考える場合は、旧モデルを探す前に現在の5モデルを比較してください。
ミラブルを自分で分解して水漏れ修理しない
内部から水が漏れているように見えても、自分で本体を分解するのはおすすめしません。
メーカーはミラブルについて、ユーザー自身による内部の分解清掃・改造を案内していません。
さらに現行Exなどのメーカー保証条件でも、分解・改造・誤使用による故障ではないことが条件になっています。
保証期間中なら特に、本体を開ける前にメーカーへ相談してください。
水漏れを直すためにシールテープを巻けばいい?
水道配管ではシールテープを使う場面がありますが、シャワーヘッドの接続部はOリングやパッキンで止水する構造があります。
まずメーカー指定のOリング・シャワーパッキン・アダプターで対応してください。
原因が分からないままテープを何重にも巻いて締め込むと、正しい接続状態が分かりにくくなります。
水漏れしたときの確認手順
STEP1|どこから漏れているか確認
ホース接続部・カートリッジ・本体・吐水面を確認。
↓
STEP2|一度取り外してOリングを見る
切れ・ねじれ・ズレを確認。
↓
STEP3|メーカー指定Oリングへ交換
モデルに合った物を使用。
↓
STEP4|シャワーパッキン・アダプターを確認
↓
STEP5|水を少しずつ出して確認
↓
STEP6|改善しないならメーカーへ相談
Oリングを交換しても水漏れが直らない場合
Oリングを新品へ替えても改善しない場合は、
- ホース側との形状が合っていない
- アダプターが必要
- シャワーパッキンが必要
- ねじ部分が傷んでいる
- 本体側に異常がある
可能性があります。
Oリングを何枚も重ねたり、サイズの違う物へ次々交換するのではなく、メーカーサポートへ相談します。
ミラブルの保証で修理できる?
例えばミラブルExには購入後1年間のメーカー保証があります。
メーカーが案内する主な条件は、
- 保証期間内
- 正規販売店で購入
- 保証書または購入日を確認できる書類がある
- 取扱説明書に沿って正しく使用している
- 分解・改造・誤使用による故障ではない
ことです。
水漏れしたから必ず無償修理になるわけではありません。
例えば落下による破損などは、正常使用による故障とは扱いが異なる可能性があります。
まず購入店やメーカーへ確認してください。
水漏れを防ぐための使い方
- 接続時に斜めへねじ込まない
- 必要以上に強く締めない
- カートリッジを頻繁に着脱しない
- Oリングを紛失しない
- 交換部品はモデルに合う物を使う
- シャワーヘッドを落とさない
- 異常がある状態で無理に使い続けない
特にOリングは小さな部品ですが、水漏れ防止には重要です。
ミラブルの水漏れについてよくある質問
ミラブルとホースの間から水が漏れます
まず本体下部のOリングを確認してください。
モデルによっては、同梱Oリングへの交換、シャワーパッキン、L字アダプターの使用がメーカーから案内されています。
Oリングはホームセンターで買えますか?
規格品として入手できる物もありますが、ミラブルのモデルによって使用部品が異なります。
先にメーカー指定の規格を確認してください。
zeroのOリングサイズは?
メーカー公表ではS20とP20があります。
用途が違うため、太さだけで選ばないでください。
ExもS20ですか?
いいえ。
ミラブルExの公式セット内容ではOリングP-16が案内されています。
水を止めてもポタポタするのは故障?
しばらくして止まる場合は、内部に残った水が排出されている可能性があります。
メーカーも仕様上の現象として案内しています。
水流を切り替えると別の穴から水が出ます
切り替え時に内部の残水が排出される場合があります。
しばらくして止まれば基本的には問題ありません。
本体の線はヒビですか?
zero・爽などでは、樹脂成型時にできる線がヒビのように見える場合があります。
ただし落下後にできた亀裂や、実際に水が漏れている場合はメーカーへ相談してください。
接着剤で水漏れを止めてもいい?
本体破損を接着剤で自己修理して使用し続けることはおすすめしません。
内部破損や保証への影響も考えられるため、メーカー点検を検討してください。
トルネードスティックなしでも確認できますか?
ミラブル本体はスティックなしでも使用できます。
水漏れ箇所の切り分けにも役立ちますが、スティックによる残留塩素低減は利用できなくなります。
まとめ|ミラブルの水漏れは場所を確認してから直す
ミラブルから水が漏れていると、本体故障と思いがちです。
しかし接続部分なら、Oリング・パッキン・アダプターで改善する場合があります。
- ホース接続部:Oリング・パッキンを確認
- 形状が合わない:指定アダプターを確認
- トルネードスティック:Oリング・ねじ込みを確認
- 切り替え時だけ:内部残水の場合あり
- 止水後のポタポタ:しばらくして止まるなら仕様の場合あり
- 本体破損:分解せずメーカーへ相談
特に注意したいのが、Oリングを全モデル共通だと思わないことです。
zero・Ex・艶などで使用部品が異なります。
水漏れしたら、とりあえず強く締めるのではなく、
漏れている場所 → Oリング → パッキン → アダプター
の順に確認してください。
それでも改善しなければ、自分で本体を開けずメーカーへ点検を依頼するのが安全です。